兄貴・・・

兄貴は、俺のこと、どう思ってるの―・・・?






「     」




両親は俺の面倒なんてみなかったし、
母親に至っては、次男がいるかすらも忘れてるかもしれない。
だから、と言う訳でもないけど、兄貴が俺の面倒を見てくれた。
元々、10代でピアニスト。20代では警察と、才能に恵まれていた兄貴。
何かが欲しい、と言えば直ぐに買って来てくれたり。
本当に、何不自由ない生活を送れた。


兄貴が、
兄貴が、まどかさんと付き合うことになるまでは・・・。


「・・・兄貴。本当にまどかさんと・・、好き、なの・・?」
「好きじゃなかったら、付き合わないさ。」
「そ・・ッ、うだけ・・ど・・ッ」
割が合わない。
いつも、
いつも、
俺に「好き」って言って。
好きなのは、まどかさんなのに。
何で、俺に言うの。

「何で、俺に・・ッ」
「歩のことが、好きだからだ。解るよな?」
ニコリと微笑む、兄貴。
「まどかさんが好きって、さっきッ」
「あぁ、好きだよ?」
「じゃあ、何で付き合うんだ!」
まだ、兄貴は余裕の顔をしてる。
腹が立つ。
よく解らないけど、腹が立った。
もう、嫌だ。
兄貴の気持ちがよく解らない。



「歩」

呼ばないで。

「歩」

言わないで。

「歩」

それ以上は、

「私の、愛しきクローン」

やめて。





オレは、クローンとして愛されたい訳じゃないのに―・・・・







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原作無視しちゃってるよ、柚慧サンッ。
アンタ、歩がクローンなんて知ってたワケじゃないんだぞッ

っていう、突っ込みは禁止ですよ。
何たって、このサイトは趣味垂れ流しサイトですもの(*´∀`*)
文が短いのは愛ですよ、愛(嘘
長文はダメなんです、短編じゃなきゃ無理なんです、集中力続かないんです、ネタが消えてくんです、
記憶力が悪いんです。