「あれー。やめちゃうんですか、ピアノ。」

あぁ、この人が・・

「せっかくだから最後まで聴きたいですぅ。」

この人が、鳴海清隆の弟、鳴海歩―・・・・






最初は何故私が、という不満があった。
べつに私じゃなくても、そこらの女性でもいい気がした。
なのに、鳴海清隆は私を選んだ。

数日後、
自分のもとに鳴海清隆から手紙があった。
【歩の為に命を懸けろ。絶対に歩は必死になって貴方を生かすから、恐れることはない】と。
(何で義務的に近づいた人間に、命を懸けなければならないんですかッ!。
それに、絶対に生かすなんて・・・嘘らしいですねぇ。)
ブツブツと文句を言いつつ、数日の時が過ぎた。

そして、その日がやってきた。
コンサート会場に、爆弾が仕掛けていた、あの日。
私は、表情には出さなかったものの嫌々的に、そして鳴海清隆の弟としての実力を測ろうとした。

結果は、あの神、鳴海清隆の言うとおりだった。
私は、彼により生かされた。
鳴海歩の実力は本物だと確信した。



家へと帰ると、また手紙が同じ人から来た。
内容は、
【正解だったろう?これからも、歩のパートナーとして生活をしてくれ。】と、書かれていた。
最後に、清隆が歩に殺されるために?
自分は、それだけの為に歩に接近をしてしまった。











「・・・自分勝手な神様ですね。人の気持ちも知らないで・・・。」


-------------------------------------------------------
最後のひよのの言葉は、歩に惚れてるから言ったんですよ(*´∀`*)。
伝わりにくいかなーと思って、一応補足説明。
個人的には、あの歩が魔方陣の爆弾をといた時、ひよのさんは歩に惚れたんだと思うんだ(*´∀`*)
(*´∀`*)←この顔文字使いすぎって突っ込み禁止ですよ(*´∀`*)
文が短いのはドンマイケル★(古